【売上改善・新規事業立案!?】大学生でも簡単に理解できるビジネスモデルの導き方!
はい、こんにちは!
今回はビジネスモデルに関する記事を書いていきます!
売上改善・新規事業立案をするには、働く仲間やお客様、投資家にサービスの『ビジネスモデル』を説明する必要があり、それを説明できないと何も始まりません。
もっとわかりやすく説明するとビジネスモデルは『お金を生み出すプリンター』のことです。
つまり、ビジネスモデルとは『お金が生まれる仕組み』のことであり、この仕組みを具体的に説明できなければ売上に関する取り組みとして認められません。
📖こんな人にオススメ
✔︎ビジネスモデルの作り方を知りたい人
✔︎新規事業を立案できるようになりたい人
✔︎売上改善の策を知りたい人
📖この記事でわかること
✔︎ビジネスモデルの作り方
✔︎新規事業の立案方法
✔︎売上改善策の立案方法
🗒contents
▶︎1 ビジネスモデルの考え方
▶︎2 『誰に』提供するのか考える
▶︎3 『誰に』を考えるときの5つのポイント
▶︎4 『何を』提供するのか考える
1.ビジネスモデルの考え方
ビジネスモデルを考える上でポイントになってくるのが3つあります。
①誰に何を(顧客への価値提供)
顧客の悩みに対して改善・解決を提供すること
②どのように提供して(経営資源・プロセス)
提供するには経営資源(カネ・モノ・ヒト)が必要
提供するためのプロセス(マニュアル・業務設計)があるか
③どう儲けるか(利益方程式)
どのくらいの原価で、どのような収益モデルなのか
この3つを把握しておけばビジネスモデルを明確にすることができます。
2.誰に提供するのか考える
誰に何を売るか考えるときに、大半の人は「ターゲティングだよね?」と答えます。
しかし、一度考えてみてください。カフェって性別関わらず、若者から高齢者まで幅広い年代、様々な人が来ますよね?
店舗は別にお金を払える人であれば誰でもいいですよね。
つまり、『誰に』はターゲットではなく、『サービスにいくら払える人か』これがポイントになってきます。
いくら払えるかを定義するために、『顧客単価』というものがあります。
しかし、『顧客単価=市場価値』の考えでは事業は成功しません。
「他のお店が500円でコーヒーを売っているからうちも500円で売ろう」この考えではビジネスモデルが成立せず、100%失敗します。
つまり、一杯のコーヒーを500円で売っているだけでは成功しないということです。
3.『誰に』を考える時の5つのポイント
⭐︎重要ポイント
①固定変動算出
②PPCの算出
③BePの可視化
④価格&個数調査
⑤施策の選定
『誰に何を』考えるときには必ずこのポイントをしっかり頭に入れて案を考えるようにしましょう。
①固定変動算出
コストとは『変動費と固定費』の2種類に分けられます。
売上(販売量・生産量)によって左右するコストを『変動費』と言い、売上に関係なく家賃や人件費など一定額かかるコストを『固定費』と言います。
変動費:☕️一杯作るのに50円のコストがかかる
固定費:🏠100万円 👥人件費50万円
変動費と固定費はグラフ化することが重要です。
✔︎変動費・固定費グラフ
このグラフをみて分かる通り、固定費は売上が上がろうが下がろうが一定にかかってきます。変動費に関しては売上が上がると同時に上昇します。
固定変動算出を行うときは、このグラフを頭に入れておきましょう!!
②PPCの算出
ビジネスではミクロの視点(ちっちゃい視点)で物事を細かく見ていくスキルが重要です。
✔︎PPCの算出
SPC:顧客一人当たりの売上(sales per customer )
CPC:顧客一人当たりの費用(cost per customer)
PPC:顧客一人当たりの利益(profit per customer)
このように、顧客一人当たりの『売上』『費用』『利益』の3視点から細かく見ていくのです。
ここでコーヒーショップを例に考えてみましょう!
Ex)変動費:コーヒー1杯のコスト50円
固定費:家賃100万円 人件費(給料)50万円
この場合、コーヒー1杯500円で売るとき、
SPC:500円
CPC:−50円
PPC:450円
『PPC=SPCーCPC』です。なので、コーヒー1杯あたりの利益は450円となります。
このようにPPC、SPC、CPCを整理していくと1杯いくらで儲かるのかが明確になってきます。
③BePの可視化
一個売れたらいくら儲かるのかが理解できたら、次はBePを可視化していきます。
☞BeP:break even point(損益分岐点)
売上ーコスト=0 BeP(純利益)
BePは利益がマイナスでもプラスでもない0のことを言います。
つまり、マイナスなら赤字、プラスであれば黒字です。
上記であげたコーヒーショップを例にして考えてみましょう。
固定費:家賃100万 給料50万
PPC:¥450
固定費は150万かかります。そしてコーヒー1杯の利益は450円です。
この固定費を埋めるためには何杯のコーヒーを売らなければならないのか?
A、150万➗450円=3,333杯です。
✔︎3,333杯売る時の売上・コスト・利益
売上:167万(3,333杯×500円)
変動費:17万(3,333杯×50円)
利益:150万(167万ー17万)
✔︎BePグラフ
BePでは、利益で見ないで、行動(何件売ったのか)で管理することが大事です。ビジネスでは具体的な数字で何杯売らないといけないのかしっかりと考えることが重要です。
1ヶ月8時間営業で3,333杯も売ることは可能なのか?
疑問を持たねばいけません。
BePを明確にしたことでコーヒーを500円で売ってはいけないということが分かりますよね。
④価格&個数調整
3,333杯を売ることが現実的でない場合どのように施策を考えればいいのか?
この場合、考えることはシンプルで単価を上げるか、売る個数を増やすかのどちらかしかありません。
どうやって値上げができるかに対しての施策+どうやったら売れるかの施策を考えねばなりません。
単価・個数どちらもUPさせることがベストです。
単価を下げて個数をたくさん売る方法は100%失敗します。
この方法でビジネスを成功させている企業ももちろん存在します。(ユニクロ・H&M、寿司三昧など)
これらの企業には大手だからこそできるビジネスの裏技があるため、いきなりまだ成長段階の企業がチャレンジしても失敗してしまいます。
⑤施策の選定
先程の施策をどう進めていくのか。
✔︎施策選定表
対象となる顧客を『広いセグメント』か『狭いセグメント』のどちらで攻めるのかなど、施策を考える上でどのポジションでどのようなビジネスを展開していくのかを明確にする必要があります。
☑︎コスト戦略
多くの人をターゲットにし、低価格で自社の流通や製造の強みを生かした戦略。
ただし、大企業など製造と流通がしっかりしている企業のみ。
例)ユニクロ、寿司三昧
☑︎差別化戦略
多くの人をターゲットにし、特異性で自社の品質やデザイン性の強みを活かした戦略。
例)ZARA、ユニクロ、ただしフォーエバーは失敗
☑︎集中戦略
狭いセグメントで『低価格』『特異性』両方に集中して行っていく戦略。
例)『低価格』オンライン販売、古着屋etc..
『特異性』高級ブランド、オーダーメイドetc..
✔︎Point
単価価格は利益率50%(店舗の場合は20%)が一つの指標
下回る利益率を出そている場合は、集中戦略に切り替えるか、サブスクリプションモデルに切り替える必要があります。
今後、ビジネスを行っていく上でやらないといけないのは集中戦略です。
『〇〇だからこの値段なんだよ』『〇〇だから安いんだよ』と強みを考えて単価と売り出す個数を考えねばなりません。
4.何を提供するのか考える
📖施策選定で必要なスキル
・お客様の比較対象の把握
・自社USPの把握
例えば、仕事帰りにお弁当を買うことにしました。帰り道にはコンビニがあり、ちょっと歩いた先にはスーパーがあります。
この場合はスーパーのほうが安いのにコンビニで買う人が多い傾向があります。
スーパーでは300円で売られているお弁当をコンビニで350円で買った場合、ただお弁当を買ったのではなく、50円で『時間』を買ったことになります。
つまり、『便利を50円で買った』ということです。
カフェの場合でも同じことが考えられます。
顧客はコーヒーの美味しさを求めてお店を選ぶのではなくて、『コンセントがあるから』『Wi-fiがあるから』『空間、雰囲気がいいから』のように便利さ、空間を求めて店選びをしています。
この記事を読んでいるあなたも胸に手を当てて考えてみてください。
心当たりはあるのではないでしょうか。
なので、顧客が求めているモノを提供してお金を払ってもらえるようなビジネスにしていくことが重要です。
コーヒー1杯500円という市場価値に合わせるのではなくて、お客様が何を求めているのかを考えるUSPが大切になってきます。
自社USPの把握
USPとは『unique selling position 』の略です。
✔︎USP
まず『顧客ニーズ』『競合の強み』『自社の強み』を書き出します。
そして、書き出した顧客ニーズと自社の強みが重なった部分がUSPになります。
他社の強みと顧客のニーズが重なる部分は捨てます。
例えば、ドミノピザを想像してみて下さい。
ドミノピザの場合、顧客ニーズが『うまさ』『スピード』で他社の強みが『うまさ』だったので、自社の強みを『スピード」にして空腹で1秒でも早くピザを食べたいお客様をターゲットにして販売を行うようになりました。その結果、成功しています。
このように、USPをはっきりさせることで、顧客ニーズに対して適切なサービスを提供でき売上向上につながります。
長々と書いてきましたが、今日はここまで!
この記事を読んでいる貴方も自分で課題解決の戦略、新規事業を考える際に上記の内容を参考にしてみて下さい!
では!